桃華「ももあり宇宙進出ですわ」

 

 

桃華「いざ彼方まで」

ありす「インザスカイ」

ありす「して、どのように?」

桃華「…ふふ、聞いてくださいまし」 

桃華「実は画期的な方法が編み出されましたの」

 

桃華「従来のロケットでは大量に燃料が必要になるために」

桃華「どうしても機体も大きく、さらに燃料費も桁違いになっていました…しかし」

桃華「燃料なら、わたくし達の体にも存在していましたの」

ありす「…はっ!つ、つまり」

 

 

 

桃華「ええ、"屁"ですわ」

 

 

 

 

ありす「…まさか、そこに着眼点を向けるとは」

ありす「脱帽…です」

桃華「科学の世界も日進月歩…恐ろしい時代になったものですわ」

桃華「この方法でなら、シャトルに頼らずともわたくし達の力で宇宙(そら)へ飛び立つことができます」

ありす「…"ももありの名を全宇宙へ轟かせる"」

ありす「私達の夢が…叶うのですね…!」

桃華「ええ、まだまだ道は長いですが」

桃華「その第一歩を…確実に踏み出したわけですわ」

 

 

桃華「行きましょう、ありすさん」

桃華「"偶像"の、その先へ…!」

 

 

 

-発射場-

 

 

 

 

ありす「…桃華さん、このガスボンベは…?」

桃華「よくぞ聞いてくださいました、これはですね…」

 

 

桃華「長年かけて集めました、わたくしの"屁"が中に詰まってますの」

 

 

ありす「なるほど…用意周到というわけですね」

ありす「これを直腸にぶち込むわけですか…」

桃華「ええ、専用のチューブに繋いで…と」グッグッ

桃華「ありすさん、ケツを出してくださいまし」

ありす「わかりました」スッ

桃華「よし…いきますわよ?」

 

 

ズボッ

ありす「オフッ」

 

 

桃華「続きまして」スッ

ズボッ

桃華「オフッ」

 

 

 

桃華「次はいよいよ屁を投入…」キュッ

 

プシュー

ももあり「おおぉおぉぉおおおぉぉおぉおお…!」シュー

 

シュー

シュー…

 

 

 

桃華「準備完了ですわ…あぁ、お腹が膨れて…」パンッパン

ありす「くっ…気を抜くと漏れてしまいそうです…」パンッパン

桃華「まるで妊婦さん…この状態なら…!」

 

 

 

桃華「ありすさん…!」ギュッ

ありす「桃華さん…!」ギュッ

 

 

 

 

ももあり「いざ、あの空へ」

 

 

 

ブッ

 

ブリブリブブ

 

 

ブリブブブボボボボ……

 

桃華「くっ…空気摩擦で着火!出力を上げますわ!」

ありす「最大火力…!これなら、飛べる…!」

 

 

ブブブブブブブブブ…

 

ブッ

「んっ」

 

 

 

ボンッ

 

 

「んほぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!!」

 

 

 

 

シュゴォォォォォォォオオオオ…

 

 

 

 

おわり

とんでいっちゃいたいの