ゆかり「庭の噴水が不調で…」桃華「お任せくださいな」

 

 

桃華「いい方法がありますの」

ゆかり「あら…それはどのように?」

 

 

桃華「まずは赤ワインを用意しますわ」

ゆかり「ロマネ・コンティですね」

 

桃華「次に体位を整えますの」ゴロン

ゆかり「まんぐりがえし…ですか?」

 

 

桃華「さぁゆかりさん、ケツにワインを注ぎ込んでくださいまし?」

ゆかり「はい…遠慮なく」

 

トクトク

 

桃華「ん…」トクトク

桃華「んほ…」トクトクトク 

 

桃華「んほぉぉぉぉぉぉ!!!」トクトクトクトク 

 

 

 

桃華「タプンタプンですわ、準備万端ですの」

ゆかり「赤酒に染められた菊門…美しいです」

ゆかり「しかし…これが何か?」

桃華「うふふ…真の芸術はこれからですの」グギュルルルルル

 

桃華「ゆかりさん、わたくしを噴水のある場所まで運んでくださる?」

 

 

 

桃華「セット完了ですわね」グギュルルルルル

ゆかり「噴水ですか…でも今、放水は…」

桃華「うふふ…ゆかりさん、発想の転換ですの」

 

桃華「必ずしも"水"を出す必要などなくってよ」

 

ゆかり「…!つまり」

桃華「ええ…うっ、そろそろ発射の刻ですの」グギュルルルルル

桃華「ゆかりさん…よくご覧になってくださいまし」 グギュルルルルル

 

 

桃華「んっ」ブッ

桃華「ほぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ブリブリブシャアァァァァァ

 

 

ゆかり「まぁ…なんと逞しい…!」

ゆかり「ワインレッドの噴水…まるで大輪の薔薇が咲いたよう…」ウットリ

桃華「ふふ…満足いただけたようですわね」

ゆかり「ええ…とっても」

ゆかり「よろしければ…またお願いできますか?」

桃華「もちろん、悦んで」

 

 

――水本家の庭園には、地方から人が押し寄せるほど立派な「噴水」があるのだとか――

 

 

おわり

綺麗だなぁ