杏「えぶりばでぃー」

 

 

チュンチュン

 

杏「…んぅ…ねもい…」モゾモゾ

 

ドアバーン

きらり「にょわーっ!杏ちゃん、朝だにぃーっ!」

杏「うひゃあっ!き、きらり!?」ビクッ

きらり「ほらほら、今日もレッスンだよぉ?早く起きるにぃー!」

杏「わっ分かったからっ、朝からソレはやめてくれっ!心臓がもたないからっ!」ドキドキ

きらり「でもでもぉ、杏ちゃんこうでもしないと起きないしぃ…」

きらり「それにぃ、モーニングコールだーってきらりに頼んだのは杏ちゃんだよぉ?」

杏「そ、それはそうだけど…でm

きらり「あーっ、もうこんな時間だよぉっ!杏ちゃん急いでっ!」ヒョイッ

杏「えっちょっ待」

 

 

きらり「ちこくちこくーっ!」ビューン

杏「あぁあぁぁああぁあぁ!!……」

 

 

 

 

杏「はぁ…朝からえらい目にあったよ…」

杏「遅刻はしなかったとはいえ…朝からアレは…ウップ」

仁奈「杏おねーさん、どうしやがりましたか?」ヒョコッ

杏「あ、仁奈…ああいや、今日もレッスンきつかったなーって」

仁奈「仁奈もたくさん踊って疲れちまったでごぜーます…ベテトレさんは厳しいでやがりますね」フヘー

杏「うんうん、まったくその通り…あ」

仁奈「?」

杏「あー、仁奈、お腹すいてない?いい時間だし、どっか食べにいこっか」

仁奈「!連れてってくれるでごぜーますか!」

杏「…まー、たまにはね」ポリポリ

仁奈「やったーっ!仁奈、ハンバーグが食いてーでごぜーます!」

杏「おおう肉食系…よっしゃ、行くよ仁奈」

仁奈「わーい!うれしーなー!」

杏(…ま、こんなんでも一応"お姉さん"だからねー…柄じゃないけど)

 

 

 

 

 

杏「ふぅ…腹いっぱいだぁ」

杏「仁奈は午後から収録だーって、慌てて行っちゃったし…これから予定もないし、眠いやぁ」グデー

杏「…寝るかな」フワァー

 

ダダダッ

紗南「ねーねー杏さんっ!ゲームしよっ、ゲーム!」

杏「…うへぇ」

紗南「ちょっ!何そのイヤそーな顔ぉー!いいじゃんいいじゃん、ちょっとぐらい付き合ってよぉー!」

杏「…なんでそんなテンション高いの?ってか別に杏じゃなくてm

紗南「あっそうそう、それなんだけどねーっ…」ゴソゴソ

杏「聞いちゃいねぇや」

紗南「あったっ!これこれ、今日発売の格ゲーなんだけどさ!」

杏「…えー、『STRAIGHT FIRE』…ああ、ストファイね」

紗南「!知ってるの、杏さんっ!」

杏「事前情報出てたし知ってる知ってる…それよか寝かせt

紗南「それなら話が早いっ!早速やろうよ杏さん!」

杏「お願い話を聞いt

紗南「四時間も並んだんだよぉ…うーっ!楽しみだなぁーっ!」

杏「…」

紗南「あれ?どしたの杏さん、はやくいこっ!」

杏「…はぁ、付き合ってあげますかぁ」

 

 

 

 

 

杏「…付き合う、とは言ったけどさぁ」

杏「普通6時間もぶっ続けで格ゲーなんてするかね…正直めっちゃ疲れた…」

こずえ「…あんずぅー…」ヌッ

杏「おうふ、こずえ…随分ヌルッとした登場だね、どうかした?」

こずえ「…あんず、おつかれー…?しゅーきゅー、ようかー…?」

杏「…いやまぁ、疲れてるっちゃ疲れてるけどさ…杏の持ちネタだし」

こずえ「こずえもぉー…おつかれー…」ウトウト

杏「…もしかして、寝ぼけてんの?」

こずえ「…うゅ、ねむいー…」

杏「…あぁもう、ほらっ。こっちおいで」チョイチョイ

こずえ「…んー…」ギュー

杏(天使かな?)

杏「…こずえ、あったかいなぁ…杏も寝るかぁ」

 

 

 

ガチャ

 

きらり「にょわぁ、ロケ大変だったにぃ」

モバP「ふぃー、きらりもお疲れ様…って、ありゃ」

杏「…んがっ…」スピー

こずえ「…」スースー

モバP「…ははっ、桃源郷かよ」

きらり「ロリコンだにぃ」

モバP「ちげーよ」

モバP「…こう見えて、面倒見はいいんだよなぁ、杏は」

きらり「…杏ちゃんは、優しいからねぇ」

きらり「ちゃぁんと周りにも気が遣えるし、いざという時にはすぅっごく頼りになるんだにぃ」

モバP「…あぁ、知ってる」

モバP「だから皆、杏には優しくするし、杏を頼るんだよ」

きらり「…うん」

きらり「きらりも、Pちゃんも、事務所のみんな」

 

きらり「杏ちゃんが大好きだから」

 

 

こずえ「…んー…あんずぅ…」スヤスヤ

杏「…むにゃ…飴…」スヤスヤ

 

 

 

おわり

杏ちゃんの眼球でビリヤードしたい