藍子「さぁ、狂いましょう?」

 

 

藍子「ね、未央ちゃん」

未央「ん?なーに、あーちゃん?」

藍子「えっとね…夕美さんからハーブティー頂いて」

藍子「一緒に飲まないかなって」

未央「いいのっ?じゃあ遠慮なくっ!」

藍子「うふふ…それじゃあ」

 

藍子「私の家、行こっか」

 

 

未央「んっ…」コクコク

未央「…ふぃー、美味しいねこれっ」

藍子「ほんと?よかった…」

藍子「夕美さんにも伝えておくね」

未央「うんうん!やっぱりセンスいいよねゆーみんはっ!」

藍子「…あはは、そうだね」

藍子「未央ちゃんのお墨付き…なんだか妬けちゃうなぁ…」

未央「…あっはは!意外と嫉妬深いんだねあーちゃんっ」

藍子「…本当に…」

未央「…んっ…あれっ…?」コシコシ

未央(なんだか…意識が)

藍子「…ふふっ、だって」

 

 

藍子「…私の所有物(モノ)だもん」

 

 

 

未央「…んぅ」

未央「…あれ、ここは…」

藍子「あっ…おはよう未央ちゃん」

未央「…あーちゃん?私…寝てたのかな」

藍子「うん、ぐっすりだったよ…」

藍子「…寝顔も…カワイイよね…」スッ

未央「…っ!?ちょっとあーちゃ…」

未央「んっ…!?あれっ…」グイッ

未央(縛…られ…?)

藍子「…もう…逃げられないね…?」

未央「…!」ゾクッ

 

 

未央「やっ…!」ジタバタ

藍子「大丈夫…すぐに気持ちよくなるから」スッ

未央「…っ!?どこ触って…」

藍子「…ここ、でしょ…?」クチュ

未央「…やだっ…触らないで…っ」

藍子「気持ちいい…でしょ…?」スッ

藍子「んっ…」

未央「…!?」

未央(キス…!?舌、入れられ…)

藍子「…っはぁっ…」

未央「ん…ふぅっ…!」

 

藍子「…ぷはっ…」タラー

未央「…っはぁっ…はぁ…っ」

藍子「ふふ…糸引いてる…」

未央「…っなんで」

藍子「…?」

未央「なんでこんなことするのっ…おかしいよ、あーちゃん…」

藍子「…なんで、ですか…?そんなの…」

 

藍子「未央ちゃんが好きだからですよ」

藍子「狂おしいほどに、ね」

 

 

未央「…違う…こんなの」

未央「…優しいあーちゃんじゃ…ない…っ!」

藍子「あっはは、変な未央ちゃん」

藍子「私は本物ですよ…?正真正銘『あーちゃん』です」

未央「…うそ…だっ…!」

藍子「うふふっ…もし仮に嘘だとしても」

藍子「それが何だっていうんですかぁ…?」

藍子「本物だろうが偽物だろうがどうだっていいの」

藍子「…私は、ただ」

 

藍子「貴女と狂いたいだけだから」

 

 

未央「…っ!やだっ…」

藍子「さぁ、狂いましょう?」

未央「こないでっ…!」

藍子「ぐちゃぐちゃに混ざりあって、溶け合うの…」

未央「ひぃっ…!」

藍子「ねっ…未央ちゃん」

 

 

藍子「大好きだよ」

 

 

 

おわり

想像力の限界